UE Engine 製品情報

UEエンジンとは

UEエンジンは、1910年代に三菱重工業(株)が独自開発したMS型ディーゼルエンジンをルーツとしており、舶用低速エンジン唯一の国産エンジンブランドです。
市場動向や多様化するお客様のニーズに応え、常に最先端の技術を取り入れながら進化しており、ばら積み船、タンカー、自動車運搬船、コンテナ船など、世界中で多くの船舶に採用されています。

納入実績

  • RMC RIGEL

    船名:RMC RIGEL     船種:250,000dwt型 鉱石運搬船
    建造:名村造船所        主機:7UEC80LSE-Eco-B1

  • OLYMPIAN HIGHWAY

    船名:OLYMPIAN HIGHWAY  船種:7,500台積み自動車運搬船
    建造:新来島どっく        主機:7UEC60LSE-Eco-A2

  • IRIS LEADER

    船名:IRIS LEADER     船種:7,000台積み自動車運搬船
    建造:今治造船      主機:7UEC60LSE-Eco-A2

  • MEDI GINEVRA

    船名:MEDI GINEVRA  船種:87,000dwt ばら積み船
    建造:大島造船所     主機:6UEC60LSE-Eco-A2

  • ST.NIKOLAI

    船名:ST.NIKOLAI  船種:ケミカル・プロダクトタンカー
    建造:尾道造船    主機:6UEC50LSH-Eco-C2

  • 橘丸

    船名:橘丸      船種:貨客船
    建造:三菱造船下関  主機:6UEC35LSE-Eco-B2

UEエンジンの特徴

UEエンジン燃費向上の推移

(1)低燃費

UEエンジンの強みは、最先端技術で競合他社を遥かに凌駕する業界最高水準の低燃費を実現していることです。1955年に初号機を製造して以来、半世紀以上にわたり、メカロス(機械損失)の低減、ヒートロスの低減、燃料噴射系の最適化など、さまざまな改善、改良努力に取り組み、これからも更なる燃費向上をめざしています。

(2)環境規制をクリアする独自技術

UEエンジンは、窒素酸化物(NOx)、硫黄酸化物(SOx)、二酸化炭素(CO2)など、IMO(国際海事機関)が設定した規制をクリアすると同時に、メンテナンスの上でもメリットを提供できる低圧EGRシステムや低圧SCRシステムをはじめとした当社独自の技術を適用しています。

(3)コンパクトな設計

主機のコンパクト化を開発コンセプトにすることで、船の荷物をより多く積むことも可能になります。

(4)メンテナンスが容易

シンプルな構造なのでメンテナンスが容易です。また、部品交換までの期間も長いため、メンテナンスコストを抑えることができます。
 
当社最新鋭機種は、LSHシリーズLSJシリーズです。
LSHシリーズは、従来の燃料および適合油を使用する前提に立ち、低燃費を追求したエンジンです。
LSJシリーズは、LSHシリーズに、独自開発した層状水噴射技術を搭載したエンジンで、マリンガスオイル(MGO)又はA重油のみを燃料とし、LSHシリーズより燃費性能に優れたエンジンです。燃料代の高さを低燃費と低メンテナンスコストで相殺し、トータルでコストメリットを感じていただけるよう開発しています。
 

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