LSJシリーズ
LSJシリーズは、LSHシリーズに、UEエンジンの独自技術である「完全燃焼技術」と「層状水噴射技術」を融合させ、MGO又はA重油のみを燃料とした2020年からのSOxグローバルキャップに対応するエンジンです。層状水噴射技術とは、無噴射期間中に燃料噴射管および燃料弁の燃料油ライン中に水を注入することで、燃料と水を同じ燃料弁から層状に噴射する技術です。 NOx規制をクリアしつつ、 大幅な低燃費(燃費率を従来比約5%改善)を実現しており、当社独自技術である「低圧EGR」又は「低圧SCR」システムと組み合わせることで、TierⅢ規制のクリアが可能です。
2018年12月、UEC50LSJ-EGRの初号機が完成。さらに、UEC35LSJ初号機は2022年7月完成いたしました。今後もLSJシリーズのラインナップを増やしていきます。
※50LSJの開発には、日本財団のご支援をいただきました。
※2019年度マリンオブザイヤーを受賞いたしました。
2018年12月、UEC50LSJ-EGRの初号機が完成。さらに、UEC35LSJ初号機は2022年7月完成いたしました。今後もLSJシリーズのラインナップを増やしていきます。
※50LSJの開発には、日本財団のご支援をいただきました。
※2019年度マリンオブザイヤーを受賞いたしました。
MGO(A重油)を使用するメリットについて
MGOは、マリンガスオイルの略で、MDO(Marine Diesel Oil : 船舶用ディーゼル油)やA重油同様に、これまで船舶用ディーゼルエンジンで使用されてきたC重油に比べ、高品質で環境に優しい燃料です。価格は高めですが、燃焼性も良いので、エンジンのトラブルが減少し、入手性も問題がありません。また、燃料をMGO単一とすることで、システムがシンプルとなり、船舶の設備投資費、オペレーションコスト、メンテナンスコストを低く抑えるこができます。
船上で大幅に削減、小型化できる装置として、燃料タンク、ポンプ、清浄機、フィルター、ヒートレース用配管などがあります。
更に低燃費により、燃料価格の高さを相殺することができます。