環境マネジメント
環境目標
環境方針に基づいて、環境に配慮した生産活動を推進し、環境にやさしい製品開発、無駄のない生産活動及び環境保全活動の継続実施を主体に、「省エネ活動」では中長期的にみて年平均1%以上のエネルギー消費原単位の改善を目標に活動を展開しています。
EMS活動
2022年12月に、「環境マネジメントシステム(ISO14001:2015)」の認証を取得しました。
株式会社ジャパンエンジンコーポレーション(以降J-ENGという)では発足時より、環境方針に基づく全社的な環境活動を展開すると共に、社内の体制・手続き等、従来の仕組みにEMSを導入、このたび、それらの取組状況についてNKによる外部審査を受審し、EMS認証を取得しました。
これまでも、J-ENGでは、NOx排出規制に適合した主機関や、層状水噴射技術を適用したMGO専焼主機関等、環境に配慮した製品を提供してまいりましたが、2050年カーボンニュートラルの実現に向け、新たな製品・サービスの提供を通じて温室効果ガスの削減に貢献できるよう、アンモニア・水素燃料エンジンの開発にも現在鋭意取り組んでいます。
今後、これらの取り組みを更に深化させると共に、今回認証取得したEMSを有効なツールとして活用し、法令・規制を遵守することは勿論、自主的かつ積極的に環境保全を進めていくことで、事業活動のあらゆる局面で環境負荷の低減を図り、持続可能な発展を目指してまいります。
ISOマネジメントシステム管理体制
地球温暖化対策(省エネ活動)の取組み
当社は、2050年カーボンニュートラルの実現に向け、各種省エネ活動に取り組んでおります。
また、兵庫県地球温暖化防止推進計画に基づき、基準年度を2013年度として、2030年度に兵庫県の二酸化炭素(CO2)削減目標39.2%(産業部門)を達成することを目標としております。
引き続き、省エネ機器の導入、低燃費および脱炭素燃料エンジンの開発、購入電力の二酸化炭素(CO2)フリー電気への契約切替等、地球温暖化対策に取り組んでまいります。
2013年度 |
2030年度
(目標年度)
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排出量※ | 3,822トン | 2,355トン |
削減 | - | 39.2% |
※本社・工場内における燃料・電気使用量を、二酸化炭素(CO2)排出量に換算した数値
地球温暖化対策(省エネ活動)の取組み
省エネ活動経緯 | 2010年 4月 省エネ委員会発足 2010年10月 省エネ法の規定に基づき、当社が特定事業者に、本社工場が第二種エネルギー管理指定工場として国の指定を受ける。 2012年 4月 機械工場棟の低圧空気圧縮機をインバータ式に更新 2013年 6月 組立工場棟の大型補機ポンプをインバータ式に更新 2014年 7月 電力監視システムを導入し、監視モニターによる電力デマンドの可視化を開始(事例①) 2016年 9月 組立工場棟の低圧空気圧縮機をインバータ式に更新 2017年 7月 工場棟事務所の照明をLEDに更新 2022年 8月 本社工場棟天井照明をLEDに更新(事例②) 2023年 1月 事務所、倉庫棟屋上に太陽光発電設備設置(事例③) 2023年 5月 事務所、工場棟の空調設備を高効率機器に更新 2023年 6月 事務所、工場棟、倉庫棟の照明をLEDに更新 |
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事例①:本社工場の電力デマンドの可視化
工場全体での使用電力を監視するため、業務の特性に合わせて工場内の電力量監視エリアを設定し、「電力デマンド(※)監視モニター」によるエリア別使用電力使用量の可視化を行っています。
これにより、供給電力のひっ迫度合いを監視し、不要な電力消費を抑えると共に、効率的な社内電力配分を実施しています。
(※1)「デマンド」とは、「30分間における平均電力(kW)」のことです。
事例②:工場天井照明のLED化
工場内の照度不足エリアの改善、省エネ及び水銀汚染防止法に対応するため、2021年度から2022年度までの2か年で工場天井照明を全てLED照明に交換しました。LED化を進める際には、工場内の作業環境を配慮しながら、作業者の手元照度が十分に確保出来るように、照度設計を行いました。
2022年度は「高天井照明のLED化」に取組みました。従来のメタルハライドランプからLED照明化によって、約40%の電力使用量の削減効果があります。引き続き、2025年までに、本社工場内全ての照明をLEDへ更新します。
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「メタルハライドランプ」から「LED照明」への更新
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事例③:太陽光発電システムの導入
本社工場に、オンサイトPPAモデル(*)による太陽光発電設備を導入、2023年1月31日より稼働しています。
本設備の年間発電量は589,020kWh、二酸化炭素(CO2)削減効果としては、 181トン/年の削減を見込んでおります。
当該設備の概要
1. 設置場所 : 当社(兵庫県明石市二見町南二見1番地)
本社建屋2棟及び倉庫2棟の屋上
2. 太陽光パネル設置面積 : 2603.9㎡
3. 発電容量 : 545.1kW
4. 年間予想発電量 : 589,020kWh
5. 年間予想CO2削減量 : 181トン/年
*オンサイトPPAモデル:「Power Purchase Agreement(電力販売契約)モデル」の略で、
PPA事業者が企業や団体などの敷地内に発電設備を設置し、発電した電力をその設置先に販売する仕組み。
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事務所、倉庫棟屋上の太陽光パネル
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事務所屋上の太陽光パネル
環境に配慮した製品・技術
J-ENGでは、NOx排出規制に適合した主機関や、層状水噴射技術を適用したMGO専焼主機関等、環境に配慮した製品を提供してまいりました。
また、2050年カーボンニュートラルの実現に向け、新たな製品・技術の開発にも積極的に取り組んでいます。
詳しくは、J-ENGのHP「Solution Technology(ソリューション & テクノロジー)」をご覧ください。