低圧SCRシステム初号機就航

株式会社ジャパンエンジンコーポレーション(J-ENG)は、当社中国ライセンシ—である中国船舶重工集団柴油機有限公司（China Shipbuilding Industry Corporation Diesel Engine Co., Ltd.、以下“CSE”）が製造した6UEC33LSE-C2型機関向けに、低圧SCRシステム初号機を供給し、このたび、本船は、無事就航を迎えました。

本船は、泰州口岸船舶有限公司（Taizhou Kouan Shipbuilding Co., Ltd.）建造の600TEUコンテナ船 M/V “SOUTHERN PEARL” で、船主はシンガポールのPDL International Pte Ltd.となります。

当社低圧SCRシステムは、船内配置にフレキシビシティーがあり、SCRシステムの搭載スペースが限られる小型船において、装備可能であることがフルスケールにて確認されました。

また、J-ENGは、低圧SCRに関して基本設計としてLR船級のGeneral Design Appraisal（GDA）も取得しており、陸上運転及び海上運転にて所期の性能を満足することを確認しております。

J-ENGは、IMO NOｘ 3次規制に対応するソリューションとして、“低圧SCRシステム”とともに、世界初の試みとして本年1月に長期検証試験が無事終了した“低圧EGRシステム”の技術を確立させました。後続の有望案件も多数抱えており、これらの技術をグローバルスタンダードとして積極的に普及させていきます。

これからも「日の丸UEエンジン」のライセンサーとして、顧客の様々なニーズに応じたIMO NOx 3次規制ソリューションを積極的に提案して参ります。