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商船三井近海様向け、尾道造船様建造17型近海船主機を受注

株式会社ジャパンエンジンコーポレーション(J-ENG)は、尾道造船株式会社様が、商船三井近海株式会社様向けに建造する17,500dwt型近海船向け主機関として、6UEC35LSE-B2機関3台を受注いたしました。本船は、環境負荷低減を目的としたGHG(温室効果ガス)規制EEDIフェーズ3を先行適用する環境負荷低減船となっております。

今回受注した主機のうちの3台目は、日本財団様ご支援のもと、尾道造船様と共に開発したMGO専焼機関への変更オプション付きとなっております。このMGO専焼機関に採用しております層状水噴射技術は、MGOと水という2種類の液体を層状にしてシリンダ内に噴射し一緒に燃焼させる技術です。

現状のMGO専焼機関は、MGOと水を噴射しておりますが、本技術は、水以外の多種多様な液体燃料との混焼も可能であり、GHG削減に寄与できるアンモニアや、バイオ燃料、エタノールなどのe-fuel(*)と混焼させることで、今後の規制強化に応じてGHGを削減することが可能な高いポテンシャルを有しております。
また、LNGを燃料とした主機関搭載船に比べると、主機本体のみならず、燃料タンクの大きさや、燃料供給装置等の周辺機器も含めた初期投資を抑制できるメリットも有しており、中小型船における環境負荷低減において最適なソリューションとなっております。

今世紀中のGHG排出ゼロに向けた水素燃料を活用する次世代機関の開発も検討中であり、当社は、今後も、ESG経営の理念のもと、既存技術にとどまらず、カーボンニュートラルの実現に向けた新技術の開発を続けることにより、SDGsの達成に貢献して参ります。

(*) e-fuel:太陽光や風力などの再生可能エネルギーで発電した電力によって製造された燃料

本件に関するお問合せ先

株式会社ジャパンエンジンコーポレーション
担当窓口:総務広報課
TEL:078-949-0800

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