6UEC50LSH-Eco-C3-EGR 陸上公試・開放検査を完了
株式会社ジャパンエンジンコーポレーション(J-ENG)では、2015年9月に初号機が就航したUEC50LSH-Eco-C2型機関を多数、受注/製造してきましたが、排気動弁系も電子化し、フル電子制御仕様とした6UEC50LSH-Eco-C3-EGR型機関を市場投入し、その初号機の陸上公試・開放検査が、9月7日に完了しました。本機関は、株式会社新来島どっく様ご建造の飯野海運株式会社様向けケミカルタンカーに搭載されます。
UEC50LSH-Eco-C3型機関は、燃料噴射系に加えて、排気弁の開閉タイミングも電子制御により最適化することで、UEC50LSH-Eco-C2型機関よりもさらに燃費を低減しており、CO2排出量削減の指標であるEEDIフェーズ3のクリアに貢献します。
またUEC50LSH-Eco-C2型機関はこれまで良好な就航実績を積み上げており、本機関においてもその高い信頼性を踏襲していることも評価され、順調に先行き受注台数を確保しております。
レーティングゾーンはUEC50LSH-Eco-C2型機関と同一であり、ケミカルタンカーの他、チップ船、Supramax BC、 Handysize BC、MRタンカー、フィーダコンテナ等の各船型に最適な設定となっております。
また、本機関にはNOx3次規制をクリアする技術として低圧EGRシステムを採用しております。低圧EGRシステムは既にUEC50LSH-Eco-C2型機関、UEC60LSE-Eco-A2型機関に搭載されており順調に就航実績を積み上げております。
J-ENGは、開発から設計、製造、販売、アフターサービスまでの一貫体制を備えたグローバルライセンサーとして、引き続き、環境にやさしい低燃費・省エネエンジンを提供して参ります。
本件に関するお問合せ先
株式会社ジャパンエンジンコーポレーション
担当窓口:総務広報課