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UEC42LSH型機関の国内外受注が急拡大

UEC42LSH機関

株式会社ジャパンエンジンコーポレーション(J-ENG)は、中小型ケミカル船やハンディサイズバルクキャリア向け主機として開発したUEC42LSH型機関について、2020年度の6台連続受注に引き続き、最新鋭モデルとしての更なる拡販に注力して参りましたが、最近の主にハンディサイズバルクキャリアの市場活況を背景に、受注確定・内定などで、累計30台を超える受注を確保できる見通しとなりました。

また、UEC42LSH型機関は、中国内航船向け主機関としてのシェアが急速に拡大しており、最近新たにライセンス契約を締結した中国ライセンシーであるGDF(※1)では、短期間のうちに20台の受注を獲得しております。

これは、事前の徹底したマーケットリサーチが奏功した開発コンセプトや、UEエンジンの特徴のひとつである高い運航経済性と、J-ENG独自技術である低圧EGR (※2) やSCR(※3)といった優れた環境対策装置などが、多くの船主や造船所から好評頂き、2025年から適用が開始されるEEDI (※4) フェーズ3を先取りした船型への積極的な採用などが進んだ結果です。

尚、UEC42LSH型機関は、2021年6月の初号機納入以来、順調に後続機の製造と受注拡大を図っておりますが、今後は、この3月に就航した初号機を始め、就航実績の確実なフィードバックによりブラッシュアップを図ると同時に、昨今の原油高騰や(CO2排出などの)環境意識の高まりを背景に、日増しに強まる運航経済性向上と環境性能向上への顧客ニーズに応えるため、更なる燃費低減を図るバージョンアップを進めて参ります。

このように、UEC42LSH型機関は、国内外合わせ50台を超える受注が確実な見通しであり、且つ、この拡販活動を通し、国内外造船所の標準船型用主機関としての適用が完了していることから、今後の更なる受注拡大が期待されます。

(※1)GDF:広州柴油機廠股份有限公司(Guangzhou Diesel Engine Factory Co., Ltd. )
(※2)低圧EGR:排気ガス再循環による、排気ガス中の窒素酸化物(NOx)低減装置 (Exhaust Gas Recirculation)
(※3)SCR:脱硝触媒を用いた、排気ガス中の窒素酸化物(NOx)低減装置 (Selective Catalytic Reduction)
(※4)EEDI:船舶におけるエネルギー効率設計指標(Energy Efficiency Design Index)

本件に関するお問合せ先

株式会社ジャパンエンジンコーポレーション
担当窓口:総務広報課

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