EEXI規制対応に向けてUEファミリーで連携強化
国際海事機関(IMO*1)による温室効果ガス(GHG*2)排出対策として、就航船に対しては、2023年1月1日以降、国際大気汚染防止証書(IAPP*3証書)に関する最初の年次検査、中間検査、または更新検査までに、就航船エネルギー効率指標(EEXI*4)への規制適合が求められております。
ジャパンエンジンコーポレーション(J-ENG)は、このEEXI規制に対するガイドラインとして、2021年12月にサービスインフォメーションを発行し、主機関の出力制限(EPL = Engine Power Limitation)を有効なソリューションとして、ご提案しております。
機械式エンジン向けには、メカニカルリミッタにワイヤーロックを施工する比較的簡便な方法のほか、ガバナのリミッタ設定や改造(記録装置の追設)、電子制御エンジン向けには制御ソフトの改造等、各エンジンの仕様やお客様のニーズに応じた各種メニューを取り揃え、詳しくご紹介しています。
EPLは、2023年1月の規制開始以前から適用可能であることから、J-ENGはUEライセンサーとして、規制適用開始の約一年前から詳細なEPLメニューをご提案して参りました結果、現在既に、多数のUE機関搭載船向けEPL対応工事を受注しております。
規制適用開始を約半年後に控え、今後、お客様からのお問合せや工事発注の急増が予想されますが、J-ENGは、引き続き、赤阪鐵工所や中国ライセンシーを含めたUEファミリー全体で連携し、EPL最適メニューの提案と浸透を図るとともに、 EPL部品供給体制の拡充も含めたサポート体制を強化し、お客様のニーズに応じた迅速な対応に取り組んで参ります。
*1)IMO : International Maritime Organization
*2)GHG : Greenhouse Gas
*3)IAPP : International Air Pollution Prevention
*4)EEXI : Energy Efficiency Existing Ship Index
本件に関するお問合せ先
株式会社ジャパンエンジンコーポレーション
担当窓口:総務広報課