グリーンローンにかかる年次レポーティング
当社は、脱炭素社会の実現に向けたESG経営の取組みを更に深化していくため、当社初となる「グリーンローン」による資金調達を実施することとし、2023年4月に契約を締結しております。本件に関する資金充当状況および環境改善効果に係る指標等について、以下の通りお知らせ致します。
<本ローンの概要>
契約締結日 | 2023年4月28日 |
契約期間 | 5年 |
資金使途 | 脱炭素社会実現に向けたカーボンフリー燃料(水素・アンモニア)への研究投資によるエンジンの製品化、社会実装の推進 |
貢献するSDGs |
<資金充当状況(2024年4月時点)>
契約金額(総額) | 5億円 |
資金充当額 | 5億円 |
未充当残高 | - |
<環境改善効果に係る指標等(2024年4月時点)>
カーボンフリー 燃料エンジン 製品化・社会実装 |
(プロジェクト進捗状況)
・アンモニアおよび水素燃料エンジンの、開発・設計・製造を |
CO2削減効果 | 約33万トン/年(2030年) (ポテンシャル推計) |
◎プロジェクト進捗状況について
①アンモニア燃料エンジン
・フルスケール実機に先立って試験エンジンを完成させ、大型低速2ストロークエンジンで世界初となるアンモニア燃料混焼運転を開始
いたしました。(2023年5月)
・フルスケール実機については、2025年9月に完成を予定しております。
・また、2023年12月には、アンモニア燃料アンモニア輸送船の建造に関わる契約を締結し、当社製アンモニア燃料エンジンの搭載が決定
しました。本船は、世界初となる国産エンジンを搭載した船舶となり、2026年11月に竣工予定です。
②水素燃料エンジン
・フルスケール実機の開発・設計・製造を進めており、キー技術のひとつである水素燃料噴射装置を完成させ、作動試験を開始いたしました。
この装置を活用してデータを収集しつつ、開発・設計を進め、実機は、2027年3月の完成を予定しております。
・水素燃料船の実証運航に向けては、水素を燃料とする多目的船の基本設計承認(AiP)を2023年10月に取得しました。大型低速2ストローク
水素燃料エンジンを主機関として搭載する船舶に関するAiP取得は世界初となります。
③工場設備
・アンモニア・水素燃料エンジン実機を、製造・試運転するため、本社工場エリア内に、燃料供給装置や試運転設備などを建設しております。
以上
本件に関するお問合せ先
株式会社ジャパンエンジンコーポレーション
担当窓口:総務広報課
TEL:078-949-0800