技術部 設計課 性能チーム
2020年4月入社
工学部 2020年卒
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技術部 設計課 性能チーム
機械工学科 2019年卒
2019年4月入社
※所属部署は、取材当時の部署となります
通っていた大学は、産業界によって設立され、企業から派遣された学生もいる、社会人と共に学ぶ学校だったため、高校からの卒業生を受け入れるようになってからも企業とのつながりが深く、大学の就職課には、企業からの求人がたくさん来ていました。学生は資料を見たり、就職課の先生に相談したりして、その中から自分が働きたい会社を選べる環境でした。
私は、スターリングエンジンという、シリンダー内のガスを外部から加熱・冷却し、その体積の変化によりパワーを作り出す外燃機関について学んでいたのですが、「スターリングテクノラリー」に参加して、エンジンに興味を持つようになりました。「スターリングテクノラリー」というのは、自作のスターリング機器の性能を競う大会で、私がいた研究室では毎年参加していた大会でした。私たちも、その大会のために、どのような材料を使いどんな形状の車にするか、ピストン径や加熱の強さなどをどう調整するのか議論や検討を重ねて、小型のエンジンを作りました。このエンジン作りが楽しかったので、エンジンの会社に絞って探しました。
一番印象に残っているのは、製品規模が大きく、工場がきれいだったことです。部品がきちんと整理整頓され、管理されているのを見て、「職場環境をきちんと整備できる、細かいところにも気を配れるしっかりした会社だ」という印象を持ちました。
自宅から通勤できる場所にあったことも決め手になりました。電車とバスで1時間半かかりますので、「寮に入る」ことも考えました。でも、家族と暮らす自宅の快適さは、通勤時間を短縮できたとしても、一人暮らしではかなわないものだと思っています。
大きく分けると、エンジンの性能やスペックを決めることと、部品選定・部品製作指示になります。具体的には、冷却水や潤滑油の流量、燃費、排出ガス中のNOx量などの計測器を工場内に設置し、データを取得して、部品の性能や過給機、燃料弁のスペックについて検討します。結果によって、図面を改訂したり製作指示する部品を変更したりもします。
数式の活用など大学で学んだことを活かせる部分もありますが、実際の作業となるとわからないことが多く、隣の席の先輩がつきっきりで教えてくれています。事務所でも一緒、現場でも一緒、いつも先輩とセットで行動しています。心強いです。
入社するまで「設計」という仕事は事務的な仕事のイメージがありましたが、入社してみると、工場での仕事が半分くらいあり、最初はそれに驚きました。試験運転など1日中工場にいることも珍しくありません。でも、今は、工場で現物を見ることがいかに大切なことか、わかってきました。図面を作成しているときも、部品を目で見ていることで頭の中で立体的に物のイメージができるからです。
また、色々な部署と連携した仕事であることにも気づかされました。図面を改訂するのに開発部門とやり取りしたり、部品を決めたら調達部門とやり取りをし、工場で測定するときは製造部門と進め方を相談したりします。自分一人で黙々と机に座ってやる仕事では全くなく、様々な部署と協力し合って一つのエンジンを作り込んでいくんだと、知りました。
エンジンの性能に関われる仕事に就けたことです。燃料の噴射角度が1度違うだけで燃費やNOxの値が変化します。計測すると、それが数値で見て取れる。エンジンの仕組みはまだまだ勉強が必要ですが、「違いが出る」ということは確認できています。だから、数値にこだわり、少しでも良くしたいという気持ちが自然に湧き上がってくるんです。最近、データの取りまとめを担当させてもらっています。「数値を良くすること」がやりがいになっています。
そうですね。最近は、みんなそれぞれ仕事が忙しくなって機会が減りましたが、入社したころは、月1~2回一緒にご飯を食べに行き、励まし合っていました。9月末、長崎の大島町に1泊2日の研修に出かけて、久しぶりにみんなと会う機会ができました。大島造船所様を訪問して船を造る工程を見学できたことも良かったですし、長崎西海トライアスロン祭に出場したJ-ENGチームを応援できたのも楽しかったです。お互い仕事の情報交換をして、刺激にもなりました。
試験運転の担当者として、一人立ちすることです。今は、担当者の欄には、先輩の名前がありますが、早く僕の名前を書いてもらえるようになりたいと思っています。
また、現在、計測したデータのまとめ方の要領書を作成しています。最初は自分のため、自分が見返すように作成し始めたのですが、自分だけでなく後輩にも役立ててもらえるようにしたいと思っています。